【アニメ】あんさんぶるスターズ!第一話「新風」感想
★個人の勝手な感想や考察・ゲームストーリー・アニメネタバレを含みます
しばらく日日日先生のイベスト無さそうなのでアニメの感想も更新指していこうかと思います。先行上映会のときからずっと溜め込んでたからようやくベラベラ話せるようになるの嬉しい!
TVアニメ あんさんぶるスターズ!
2019年7月7日 22:30~ TOKYO MX ほかにて放送
AbemaTVにて無料で地上波同時配信…っていう地方民にとっては「神か?」っていう
配信でありがたいです。見逃し配信もあり。
第一話あらすじはこちら↓
第一話「新風」 | TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」公式サイト
以下感想とストーリー
★OP
OP主題歌「Star's Ensemble!」夢ノ咲アイドルユニット総勢11組37名で歌うOPです。(正直誰がどこのパート担当なのかよくわからない)
リリース4周年にして初の全員歌唱曲。わちゃわちゃしてて楽しい感じです。
OPもまあ王道…というかメインストーリーの主人公のトリスタを中心にインド映画のごとく歌って踊ってアイドル達が勢ぞろい!なんですがゲームプレイヤー勢なら見つけられる小ネタが細けえ…。
背景にあるゲームセンターに後々出てくるであろう他校ユニット”Eve”の曲『Sunlit Smile!』の幟が立ってたり(ゲーム内でEveは何かのゲームとタイアップする仕事をしています)、ベッドで寝ている凛月の携帯には真緒からモーニングコールがかかってきていたり、噴水のまわりでジャンプするシーン、跳んでない人いますね。(この跳んでない子は間違ってアイドル科を受検してたりで最初やる気が無い)
地味に凛月の着ているパジャマがゲーム内スカウトのカードにあるのが可愛い。
個人的には学園アイドルもののわちゃわちゃ感が好きなので楽しい感じで好印象です。
★本編
ゲームのメインストーリーを中心に話が進むようです。まあ妥当というか…結局メインストーリーがあるから今後の話が生きていくというか。(正直私はメインストーリー好きじゃないですがそれはまた後々)
びっくりすることにこの第1話でさらっとゲームのメインストーリーの第1章分なんだ…(全18話)
夢ノ咲学院はアイドル科・ 演劇科・声楽科・音楽科・普通科から成り立っているのですが、新しく新設される予定のプロデュース科のテストケースとして転校してきたあんず。(ゲームでは主に転校生(あんず)がプレイヤー目線となり話が進行します)
アイドル科は男子生徒しか在籍しておらず、その中で紅一点としてアイドル達をプロデュースしていくことになります。
転校初日、Trickstarのメンバー・氷鷹北斗、明星スバル、衣更真緒、遊木真と出会うあんず。クラス委員の北斗はあんずに校内や学校の仕組みを案内することになります。
アイドルが登場するとき金枠に入って出てくるんですが(桜●高校ホスト部でこういうの見た!)あんスタにおいては兎に角キャラクター同士の呼称がてんでバラバラなのでフルネーム見せるのは正解だと思います。
みんな容赦なくあだ名で呼びあってるからな…。
第1話ではさらっと学院の説明、ドリフェスという制度があること、まあ見てみないとわからんよね!って事で開催されてるドリフェスへ。
ここら辺はトントン拍子というか足早にさらっと説明されるだけなので正直初見だと???って感じだと思うのですが、後々どういうものなのかわかってくるので、へ〜そうなんだ〜よくわからんけど〜くらいのテンションで大丈夫です。
ゲームプレイ時も話が正直よくわかんねえ!まあいいか!って感じで進むので問題ないです。
要点としては、
・夢ノ咲学院には「ドリフェス」と呼ばれるアイドル同士で勝敗を競うライブがある
・「ドリフェス」は出演側・観客側ともに成績に反映される(B1除く)
ということくらい抑えておけばよいでしょう。
さて、そこでドリフェス「龍王戦」を観戦する北斗、スバル、真、あんず。
「龍王戦」はB1ランクに位置付けられるドリフェスとなります。
B1ランクのドリフェスは野良試合のようなものなので成績にも反映されません。その分自由で、制約も少ない…のですが……。
空手部に代々伝わるドリフェス…ということで司会は空手部の一年生、南雲鉄虎。
挑戦者はUNDEADの大神晃牙、受けて立つのは空手部主将の龍王戦歴代王者、鬼龍紅郎です。
「龍王戦」は歌やダンスで戦う以外に、特殊ルールとして"相手に暴力を振るってもOK" というアイドルとは…?と考えてしまうルールが定められています。
(ゲームではこの龍王戦がどうして誕生したのか、というストーリーが後々スカウト!拳闘の四獣で語られています)
晃牙が出だしに歌う曲はソロ曲の「RIOT WOLF」ですね。
正直ソロ曲出てくると思ってなかったので嬉しい驚きでした。
『学院最強』の男と呼ばれる紅朗と晃牙がライブしつつ、肉弾戦を行っていくのですがそれに巻き込まれてしまうあんず。ステージ上から弾き飛ばされた晃牙の下敷きになり気を失ってしまいます。
あんずが晃牙につぶされたときの声がよく乙女ゲーにありがちな「キャッ!」って感じではなく「グえええ」と蛙が潰れたような声なのが好感。
そんな中、B1の会場はいつのまにか生徒会執行部の面々に包囲されてしまいます。
…B1は非公式の野良試合。当然生徒会の許可は得ていません。
自由に開催できるこのB1を生徒会は取り締まりたいようです。
生徒会副会長の蓮巳敬人、役員の姫宮桃李たちの手によって、「龍王戦」は中断され、観客は散り散りに、あんず・北斗・スバル・真も会場から離れます。
生徒会長はどうやら入院中。その間の仕切りを副会長の敬人が行っています。
そこで会場からこっそり逃がしてくれるのが北斗たちと同じユニットの真緒。
生徒会に所属している真緒はTrickstarのメンバーとあんずを手助けします。
板ばさみなんですよねー真緒は。あるいは内部スパイ的な。
保健室に運ばれるあんず。北斗が眠っているあんずに語りかけます。
-この学院はアイドルの、アイドルによる、アイドルの為の学び舎ではない。正確には、選ばれた、良いアイドルの、良いアイドルによる、良いアイドルのための学び舎だ。
自分たちTrickstarのようなはみ出し者のアイドルたちは日の目を見ず、生徒会が頂点に君臨する、優等生で、調教された、人間味のない「良いアイドル」だけが優遇されている夢ノ咲学院。
北斗をはじめTrickstarのメンバー達ははそんな学院を変えたいと、そしてその革命の導き手となってほしいとあんずに願います。
あんずは密かに目を覚まし彼らの願いを聞いていました。
そして、Trickstarの革命の日が始まっていきます……。
☆☆☆☆
全体的にあの長ったらしい作りがコンパクトにまとまってて観やすいと思います。
あんず登場においては賛否両論ありましたが、メインストーリーにおいては物語上あんず=プレイヤー・視聴者の位置にいるので大きな行動を起こしたり重要な発言をすることはあまりないでしょう。(ただ何気ない彼女の行動が後々誰かに影響したりする)
個人的にはステで転校生が登場しない事により、私(プレイヤー)がいなくてもなんとかなるのかよ!って気持ちもありつつ…だったのであんずが存在した方がゲームの進行も違和感なく進められるかと。見た目もフツー…な感じで特徴ほぼないですしね。
寡黙すぎるのもどうかと思いますがむしろ転校初日でイケメンに囲まれてベラベラ思ったこと話す女のほうがどうかしてると思うので今の所特記事項なし。
ただ、物語のヒロインでは無いっていうことを念頭に入れた方がいいでしょうね。
トリスタがなんではみ出しものの集まりなのかは割合?今後の話で徐々に出てくる?そもそもゲーム内でも未だにトリスタ結成時の話が不透明なのでそろそろ明らかにしてほしい感。
序盤はどうしても仕方ないのかもしれないですけど、シーンの繋がりが唐突な印象もありますが、まあ2話まで待ちな…っていうのが先行上映会組の感想です。はやく見て!見せたい!
ゲームと同じく、転校したてのあんずと同じように私達視聴者も何がこの学院で起きているのか、これから何が起こっていくのか、徐々にわかっていくことでしょう。
★ED
トリスタ新曲!!
映像がこんな感じ…ということは週替わりでユニット曲来そうな感じ?
こちらも楽しみです。
★その他雑感(ゲーム未プレイの方は今後の展開についても触れてるから注意してね)
⬇︎
改めてメインストーリーを一歩引いた目線で見るの新鮮で楽しい。
一話だけで見ると今後の展開はある程度予想できるし事実革命の物語ではあるんだけど、あんスタの面白いところは究極の後付けストーリー、かつ「誰が物語の主役なのか」をあらゆる視点で見るとなお楽しい…というか自分が正義だと思っていたことは誰かにとっての悪だったり、その逆も然り。
このブログでも何度か言及してるけど、こういうアイドルものって必然的に「好きなアイドル」が誰かしら出てくると思うし、自分と似た性格のアイドルには共感してしまう。
推しのアイドルが見ている世界が正しいのか否か、語り手のミスリードや作為的、もしくは偶発的な印象操作が行われているのではないのか…。自分が1人のアイドル…あるいは一組のユニットに肩入れすればするほど、話が見えなくなるのではないだろうか。
基本的にあんスタのアイドル達は故意的に嘘をついてはいないんだけど、後半は斑や茨の登場でさらに話がややこしく(面白く)なりそうなので楽しみです。
とりあえず1クール目の半分はメインストーリーの消化で終わりそうかな〜?
ただ、アイドルの数がかなり多いので初見の人は覚えるの大変そう…。さらに上でも述べましたけどあだ名の存在が厄介なんだよな!?
私も最初の方鉄虎のことずっと虎鉄って名前だと思ってたよ(鬼龍先輩が鉄、って呼ぶんだもん…)
話が進むにつれいろんな人にフォーカスする機会があれば覚えられると思うので…。初見の人がんばれ!
日日日先生お得意の映画や文学や特撮ネタ、ラノベネタの盛り込み、あるいは昭和的〜平成初期的なギャグシーンや学生時代の描き方、割と菱田監督とは相性が良いのではないかと思うので楽しみですね〜!あとなんだかんだ私も元ラノベオタクのアラサーなので色々と共感してしまうのである……。